益楽男がこれまで歌った曲
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【特集】千原英喜作曲「どちりなきりしたん」を考える
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No.10 どちりな2周年!


益楽男の第二回演奏会まで、いよいよ1ヶ月。先週から、連続投稿だ! などと息巻いてはみたものの、人間なかなかそうすぐに文など書けるものでもなく、この1週間、ジリジリとした焦りに苛まれつつネタを探していました。

そんなわけで、このサイトをあちこち見ていたのですが、思わぬものを発見しました。

「Archive」内のLibraryというページに、これまで益楽男が取り組んできた曲が纏められたページがあります。合唱団の歴史は取り組んだ曲なんだと言わんばかりに、ずらりと並んだ楽曲たちの名前はなかなかに壮観なものですね。本番に乗せた曲だけでなく、練習で扱った曲はほとんど集められていて、とても重宝します。

面白いのは、練習開始の日付が書いてあって、いつからやっているのかがハッキリわかること。

今回の演奏会で取り上げる組曲「どちりなきりしたん」は、2014年のコンクールからだったから、練習も含めたら、だいたい2年だろう、と思って見返してみたんですが、

2014/2/23

これがぴったり2年じゃあないですか。

「どちりなきりしたん」のW.とX.は、楽曲研究会の発端となったことも、思い出深い曲です。楽曲研究会というのは、益楽男の課外活動の1つで、テーマに定められた曲について、有志の研究員たちが調べ、まとめてきたものを持ち寄り、議論する会になっています。それぞれ得意分野や関心のある部分に引きつけて、曲について考えを巡らせ、言葉を交わします。僕も毎回参加しています。取り組む曲への理解や愛着が増していくように感じ、とても好きな活動の1つです。
研究会活動は、どちりな研究会(一部の団員間での通称「どち研」)以来、規模こそ回によってまちまちですが、準定例の活動として続いています。「継続は力なり」とは言いますが、続けることというのは、相当なエネルギーが要りますし、そこがこの団の凄いところ、面白いところの1つだと感じています。


「どちりな」のことに話を戻すと、コンクールの後は、「春こん。」での演奏曲としてT.を選びました。選曲は指揮を仰せつかった僕が行いました。コンクールでのどちりなへの向き合い方を見ていて、益楽男に似合うかもしれないと思ったこと、そしてどうせ組曲で譜面を買ってるんだから他の曲もやりたいよね、ということで、選んだことを思い出します。(実は個人としても過去に混声版をやったことがあった、というのもあったり)

そうやって、多角的に楽曲に向き合ってきた益楽男が、足掛け3年、丸2年ものあいだ取り組んできたこの組曲「どちりなきりしたん」なのです。
愛称「どちりな」。愛されすぎて、先日飲み屋で6人、ひそひそ声で全曲通したツワモノたちもいたとか……。

ともあれ、我々、コトコト鍋を煮込むように、時間をかけて愛してきました。

時間をかければ必ず良くなるというものでもありません。メンバーの入れ替わりもありますし、それぞれが経験した長さはまちまちでしょう。ですがやはり、その時間で深まるものもあると思うのです。

そして、今まで蓄えてきたものが、これからの1ヶ月でいったいどんな風に花開くのか。どうぞ楽しみにお待ちください。
そして私も、このステージは歌い手の側で。アンサンブルの只中でその様を味わえることが、今から楽しみです。

by 下河原建太  2016/02/22



来たる平成28年3月21日(祝・月)にさいたま市文化センター小ホールにて演奏会を開催します。
詳細は、演奏会特設ページにて! ▼

益楽男グリークラブ第2回演奏会特設ページ




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