HomeArchiveひとりごと > 「益楽男」命名の舞台裏

No.8 「益楽男」命名の舞台裏

ますらお。
「立派な男」「勇気のある男」という意味合いですよね。
やわらかい響きとは裏腹の強い印象の言葉です。

で、この名を冠する団体として活動するわたしたちですが、
なんで辞書にあるような「益荒男」でも「丈夫」でもなく
「益楽男」なのでしょう?

当団は団全体・あるいは団員のことを誇りを込めてこう呼んでいます。

「男声合唱で、日本を益々楽しくする楽しい男たち」と。

そんな願いが込められた「益楽男」という名前が決まるまでの経緯を簡単に振り返ってみました。
立ち上げに奔走した各位がやりとりした当時のメールを筆者が引用抜粋編集しております。

時間はさかのぼって2011年10月から11月にかけてのこと。

男声合唱団として構想や組織骨子を考えることが始まった段階では
発想が自由すぎたためか、NG例が乱発されました。

・・・あ、ご覧になりたいですか?・・・

「天譲無窮」
「救国愚連隊」
「コール・プロレタリア」
「グリークラブ闘争」

・・・ギリギリのラインを攻めたいという冒険心の産物とご笑覧くださいませ・・・

でも、こんなイメージが生まれます。
日本色あふれ、そのまま戦艦につきそうな感じの響き。

「凌雲」
「大和」

美しい響き・日本的美。
は、よかったのですが。
なんだか日本酒みたいな名前が発案されたこともあります。

「大吟醸」
「ヤタガラス」(八咫烏)
「毘沙門」
「秩父嶺の月」

・・・まんま酒屋ですね・・・

日本神話から取る、という方向性もありました。

「伊佐那岐命・伊佐那美(いざなぎ・いざなみ)」
「天照(あまてらす)」
「須佐之男(すさのお)」。
「クニヌシ」
「クシナダ」
「サキタマ」

・・・ちょっと今日の姿に近づいてきましたね・・・

他にはこんなのも。<

「歌猿」(うたざる)
「かつおぶし」
「卑弥呼」(ひみこ)
「青のり」
「群青」(ぐんじょう)
「金魚のふん」
「おむすび」

・・・ブレインストーミングの過程と笑って許してください・・・

当て字、という案のなかから生まれたのが<

「凄最男」(スサノオ)
凄い最高・最強の男達の略。

そして、

「益楽男」

最終的には、これまで紹介してきた中のいくつかの候補による決選投票で
「益楽男グリークラブ」という名前は決定します。

名は体を表す。

その名に恥じない姿を目指して、益楽男は今日も歌います。

by 小池  2013/04/15




inserted by FC2 system