『春』に登場する
文学士ボアン・トン
団員が生み出したキャラクター
”ボァントン”がストラップとなって第二回演奏会で限定販売された。
私も持っていないレアアイテムです(^_-)-☆
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「わが歳月」を考える−阪田寛夫作詞・大中恩作曲

男声合唱組曲「わが歳月」

男声合唱組曲「わが歳月」は、1964年に同志社グリークラブの委嘱により、阪田寛夫と大中恩(おおなかめぐみ)の二人によって作られた6曲からなる組曲である。


▲男声合唱組曲「わが歳月」から U.春 V.空谷
演奏:益楽男グリークラブ 2014年

T.わが二月
U.春
V.空谷
W.葉月のお月
X.十月
Y.音立てて

現代の男声合唱にない独特な雰囲気を持ったこの組曲は、古い男声合唱ファンに密かに愛されてきた。そして、とうとう2017年、『葉月のお月』が全日本合唱コンクール課題曲の一つに発表され、再び注目を集めている知る人ぞ知る名曲である。

益楽男グリークラブでは、いつか組曲で演奏したいと持ち込んだ団員自らが指揮を振り、2014年に『春』と『空谷』を演奏し、そして今年の東京春のコーラスコンテスト2017にて、『わが二月』と『十月』を演奏する。


作詞者・阪田寛夫

阪田寛夫(1925年10月18日 - 2005年3月22日)は、日本の詩人、小説家、児童文学作家であり、童謡「サッちゃん」「おなかがへるうた」の作詞者で知られる。また、彼の家族について書いた小説『土の器』(文藝春秋)で芥川賞を受賞している。

作曲者・大中恩

大中恩(1924年7月24日 - )は、土田藍(つちだ あい)という筆名で、自身の歌の作詞も手がけている作曲家である。1989年、紫綬褒章を受章した。教会オルガニスト兼合唱指揮者、作曲家の大中寅二を父にもち、阪田寛夫は従弟にあたる。阪田寛夫と共に多くの童謡曲や歌曲をつくった。



「わが歳月」研究会

益楽男グリークラブの研究会シリーズ第7弾!

1.シャム(ネコ)についての資料

研究員:やすさん
※リンクなし

2.「阪田寛夫の世界」〜変わりつつある『わたくし』〜

研究員:史吟
作詞者阪田寛夫と「わが歳月」についての解説

3.阪田寛夫の言葉遊びと「わが歳月」の詩について

研究員:でんで
研究員の暴走気味なロジックによって、わが歳月の詩について考えてみた研究

4.「十月」の13〜16小節、33〜36小節を考える〜メジャーシックスとは〜(暫定版)

研究員:硫酸
歌いにくいと感じる音について、なぜ歌いにくいのかを明らかにする

5.ロシア正教会の聖歌・ブルガリア正教会の聖歌、音源紹介

研究員:KIN
※リンクなし


研究会私感

今回の研究会では、発表をした者以外にも多くの団員が参加して質問やフリートークもあり、それぞれの感性で曲に向き合うことができました。「『音立てて』なんて、モーツァルトのレクイエムを思わせるような、おおげさな音が作曲がされている。」という発言から、演奏音源を聴いてみると、皆から「あぁ〜!!」という声。そんなふうにして曲に向き合ってみた益楽男名物の研究会、とっても楽しいですよ!

by わが歳月研究会 2017/02/14 




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